ホスピタルコンシェルジュ検定試験の概要とポイント
ホスピタルコンシェルジュ検定試験は、医療事務管理士の資格と同じで民間機関の技能認定振興協会が認定する資格試験です。
現在では患者が医療機関を選別するのが当然となっていますので、高度な医療技術力だけでなく、医療事務員の事務処理能力、患者からの問いかけにも適切に回答できる知識やコミュニケーション能力の向上も重要なポイントとなっています。
以上のような実情に対応できる人材を育成するため、ホスピタルコンシェルジュ検定試験では、医療制度や診療報酬などに関する知識だけでなく、患者応対に必要な知識と接遇力などの修得状況まで評価し認定する検定試験となっています。
資格試験名もホスピタルコンシェルジュというだけあって、医療機関での接遇ナマーにも重点が置かれている点が他の医療事務試験とは異なる大きな特徴で、実技試験はロールプレイング形式で行われています。
受験資格に関しては、特別な条件はなく誰でも受験できます。
試験日は、少しややこしいのですが、次の通りです。
- 3級は在宅受験で年12回(毎月)
- 2級(学科)は在宅受験で年3回(1月・5月・9月)
- 2級(実技)は会場、またはオンライン受験で年3回(3月・7月・11月)
- 1級(学科)は在宅受験で年3回(1月・6月・10月)
- 1級(実技)は会場、またはオンライン受験で年3回(3月・8月・12月)
合格率は、2023年9月試験結果でみると、3級96.8%と難しい試験ではありませんが、2級65.6%、1級76.9%と中難易度の試験です。
受験される方は、学科・実技ともしっかりと受験対策をして臨む必要があります。
ホスピタルコンシェルジュ検定試験を目指せるスクール・講座
ホスピタルコンシェルジュ検定試験の対応講座は、現在開講されていません。
資格の特徴と試験内容
- 試験は1級から3級まであります。
- 受験資格は特になく誰でも受験できます。
- 実技試験はロールプレイング形式で実施されます。
- 試験日は3級は毎月行われていますが、2級・1級に関しては年3回しか受験機会がありません。
- 合格率は3級が90%以上ですが、2級・1級に関しては60〜70%代で中難易度の試験です。
- 接遇マナーにも重点が置かれているのが特徴です。
資格・試験 | ホスピタルコンシェルジュ検定試験 |
試験概要 | ホスピタルコンシェルジュ検定試験は、医療事務として円滑に業務を行うための医療制度や診療報酬の知識と技能だけでなく、患者サービスの向上につながる接遇マナーについても評価される資格試験です。 |
受験資格 | 1級・2級・3級とも誰でも受験可能 |
試験内容 |
学科試験(選択式、記述式)
3級・2級・1級
2級・1級(3級は実技無し) |
試験時間 |
3級…1時間
2級・1級の学科…2時間 2級・1級の実技…約15分 |
試験日時 |
3級 2級 1級 |
試験会場 |
3級…在宅受験
2級・1級の学科…在宅受験 2級・1級の実技…東京・名古屋・大阪の3会場、またはオンライン受験 |
受験費用 (税込) |
3級…3,300円
2級…学科4,400円、実技:4,900円 1級…学科:6,500円、実技:6,500円※一度支払った受験料は、理由に関係なく返金不可となります。 |
出願期間 と手続き |
コンビニエンスストア端末、インターネット、申請書から申込み可能だが、受験申込み後のキャンセルや受験月の変更願いは不可。 |
合否判定 基準 |
学科・実技ともに、2項目の出題に対し共に得点50%以上、合計70%以上の得点が必要。 |
合否発表 |
合格通知
受験終了日から1ヶ月前後に文書にて連絡。 認定合格証の授与1級、2級、3級とも合格者には「ホスピタルコンシェルジュ1級、2級、3級」の認定合格証がそれぞれ授与される。 但し、1級、2級は学科試験・実技試験の両方に合格した場合にのみ授与される。 |
合格率 |
3級
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主催 | 株式会社技能認定振興協会(JSMA) |
所在地 問合先 |
〒101−8638 |
備 考 | 試験会場への資料持ち込みはOK。 |