医事オペレータ技能認定試験の概要とポイント
医事オペレータ技能認定試験は、一般財団法人の日本医療教育財団が資格認定を行っている医療事務コンピュータの操作技能などを審査する試験です。
この資格試験は、全国統一試験で実施されていて、年間の受験者数は最近では3000人程度を推移していますが、昔はもっと多くの受験者数だったと記憶しています。
試験は毎月行われているので1年間で合計12回のチャレンジが可能ですが、受験料は8.800円必要になるので1回目で合格できるのが理想です。
試験は、インターネットで自宅や受講スクールのパソコンで受験できるIBT試験です。
当団体指定の各教育施設(受講スクール)での試験は、試験会場に参考資料を持ち込んでもよいので専門用語を丸暗記するなどの勉強は必要ありません。但し、テキストのどのページに何が記載されているかぐらいは把握し、試験時に素早く検索できるようにはしておくべきです。
試験内容は学科試験はなく、70分間の実技試験のみで、外来患者と入院患者の診療伝票を確認しながら、患者情報・病名情報・診療情報を読み取り医事コンピュータに入力して、診療報酬明細者(レセプト)を作成します。
合否判定基準は、満点数の7割以上の得点で合格となります。
試験結果の通知は、試験実施日から1ヶ月後に郵送通知され、合格者にはさらに1ヶ月後に技能認定合格証は郵送されてきます。
合格していれば試験を受験してから2ヶ月後に合格証が手元に届くということになり、「メディカルオペレータ」という称号が付与されることになります。
では、医事オペレータ技能認定試験に対応した講座はどのスクールかということですが、ニチイが医科コンピュータ専修コースという講座を開講しています。
対象者は医療事務講座を受講して修了した方や、過去に医療事務の実務経験がある方が受講できる内容の講座となっています。
その理由は、医療事務の基本やレセプトの知識もない方が、いきなり医事コンピュータ講座を受講しても専門用語やレセプトの意味がわからず講座を修了するのは難しいからです。
なので、医療事務の初学者が受講する場合は、医療事務講座を受講してから医事コンピュータ講座を受講するか、医療事務講座と医事コンピュータ講座のセット講座を受講するようにしましょう。
医事オペレータ技能認定試験を目指せるスクール・講座
医事オペレータ技能認定試験に対応したスクール・講座は、次のページで詳しく紹介しています。
資格の特徴と試験内容
- 毎年約3,000人が受験する全国統一試験
- 試験は年間12回、毎月実施されており合格チャンスは多い
- 実技試験のみで試験時間は70分間
- 会場試験になるが試験時には、教材・テキスト・資料の持ち込みが可能
- 合格基準は総得点の7割以上の得点で合格となる
- 合格者には、技能認定合格証が発行され「メディカルオペレータ」の称号が付与される
資格・試験 | 医事オペレータ技能認定試験(メディカルオペレータ) |
受験資格 | 特になし |
試験内容 | 実技試験
外来患者3人、入院患者1人の模擬診療伝票の内容から、患者情報・病名情報・診療情報を医事コンピュータに入力し、レセプト(解答用紙)を出力する。 ※試験時には、教材・テキスト・資料の持ち込み可能。 |
試験時間 | 70分
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試験日時 | 年12回 毎月実施 |
試験会場 | 各都道府県内の教育機関施設 |
受験費用 | 8,800円(税込) |
申込期間 と手続き |
試験日の2ヶ月前より3週間前まで。
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合否 判定基準 |
正答率7割以上を合格とする。 |
合否発表 通知 |
試験日から約1ヶ月後に郵送により文書通知される。 |
合格証明 | 試験合否通知から約1ヶ月後に郵送される。 |
主催 | 一般財団法人 日本医療教育財団 |
所在地 問合先 |
〒101-0062 TEL:03-3294-6624(代) |