テキスト、過去問題集、参考書などが医療事務を学ぶ際の基本教材
全学習期間を通して診療点数早見表は必須の資料
受講講座により用いられる教材に違いはありますが、講座から配布されるテキスト、問題集、参考書に基いて勉強を進めていくのが、最も基本的で効果的な勉強方法になります。
何故なら各講座では、取得目標となっている資格を確実に取得できるようにカリキュラムが組まれ、その流れに沿って適宜適切な教材を用いて知識を習得できるように計算されているのが、その理由です。
いかに上手に活用しながら勉強に取り組んで進めていけるかが、最終的に試験の合否に影響してきます。
教材とは何かを定義付けると次のようになります。
- 教科書とはテキストとも呼ばれ教育のために適切な形式に編集された図書のことです。
- 参考書とは理解を深めるために活用される本や資料のことです。
- 問題集とは、学んだことの理解度を確認するためのものです。
また、診療報酬を計算する上で診療点数早見表は必須になり、受講期間中も就業後も必ず必要になります。
なので、学習期間中はいつも手元に置いてフル活用し、点数表を素早く引くことに十分慣れておき、自分の知りたい項目をすぐに見つけられるように訓練しておきましょう。
試験は時間が限られているので、実技のレセプト作成などでは、いかに素早く点数表が引けるかが合否に大きく影響してきます。
学習の進行時期に合わせて上手に教材を活用することが重要
効率的に勉強を進め学習効果を出すには、学習スケジュールやカリキュラムの進行時期に合わせて、その時期に必要な教材を適宜活用していくことが重要です。
今必要のない教材をあれもこれも使用すると情報過多になり意識が分散して、要点を絞った効果的な勉強をすることができなくなってしまいます。
これでは、重点や要点を絞って的を得た効率的な勉強はできませんし、範囲が分散するので一点集中できず知識を記憶として定着しづらくなっていまいます。
そこで、効率的・効果的に勉強を進めていくために、勉強時期を大きく3つに区分して、各時期の学習目標と使用すべき教材を挙げてみたいと思います。
1. 基礎学習の時期
取得目標の医療事務資格に関する知識について、体系的に全体の姿を捉え把握する学習期間です。
資格試験で出題される試験範囲について解説されたテキストを使用し、要点や重要ポイントに絞って学習し概要を把握し理解していきます。
活用教材
- メインテキスト
- ポイントを自分なりにわかりやすくまとめたノート
- 診療点数早見表
2. 応用学習の時期
基礎学習の時期に学んだ医療事務の要点や重要ポイントにプラスしてさらに細かい知識を理解し習得する学習期間です。
テキストの各章項目について詳しく細かい部分まで丁寧に解説されている副教材・参考書、レセプト作成技能を習得するための実践問題集、過去の頻繁に出題されている問題を集めた問題集、診療報酬点数表、医療でよく使われる専門用語を解説した医療用語集などを使用して学習します。
活用教材
- メインテキストの学習内容を詳しく補足解説しているサブテキスト・参考書類
- レセプト作成実践問題集
- 過去問題集
- 診療点数早見表
- 薬価点数早見表
- 医療専門用語集
3. 試験直前の時期
医療事務の試験前に全体を再度振り返り総復習することと、弱点漏れがないか最終的に確認するための学習期間です。
メインテキスト、副教材、参考書類、予想問題集、過去問題集を使用して総復習します。
活用教材
- メインテキスト、サブテキスト、参考書類
- 自分なりに要点をわかりやすくまとめたノート
- 診療点数早見表
- 学科問題、レセプト作成問題の過去問題集
- 学科問題、レセプト作成問題の予想問題集