医療事務管理士(R)技能認定試験の概要とポイント
医療事務管理士技能認定試験は、1969年に設立された技能認定振興協会(JSMA)が実施する資格試験です。
医療・福祉関連事務の仕事に携わる人々の技能向上と社会的地位を高めることを目的として日本医療事務管理土協会として発足し、40年以上の歴史があります。
特許庁より1995年(平成17年)に「医療事務管理士(R)」の称号商標登録が承認され、有資格者は、これまでに十数万人以上で、医療機関の認知度も高いということもメリットの一つです。
医療事務管理士技能認定試験は、医科・歯科が選択でき受験資格も特にありません。
試験場所は、自宅で受験できる在宅試験と好きな場所で受験できるインターネット試験を選択できます。
試験日程は、在宅試験は年12回(毎月)、インターネット試験は好きな日時で受験可能なので受験機会が多いという利点があります。
下表に示す通り、学科試験は、医科歯科共、マークシート方式の問題が10問、実技試験は診療報酬明細書(レセプト)の作成・点検問題が3問出題されます。
学科も実技も難しい試験ではありませんが、医科と歯科では必要な知識は全く異なります。
学科問題は、医療保険制度・解剖学・点数算定・医療用語など幅広く出題され、歯科の実技問題では、う触・歯周病・ブリッジなどカルテも様々なタイプが出されます。
医科と歯科では算定方法や投薬なども一部以外は全く異なりますので、医科の資格を持っていても歯科ではほとんど通用しません。
診療科目が多い医科では幅広い知識が必要になりますが、歯科は範囲が狭い分専門的でより深い知識が求めらることになります。
また、解剖学的にも医科に比べて歯科は範囲が限らているので、診療報酬の種類も少なく、医療事務を初めて学ぶ方にとっては、医科よりも歯科の方が取り組みやすいと言えるでしょう。
歯科医院の医療事務職に就きたい方は、専門的内容も多い為、歯科検定試験に対応した講座で学ぶほうが得策です。
歯科を受験するなら歴史が長く信頼の高いユーキャンの歯科助手講座(通信)が一番お勧めです。
医療事務管理士(R)技能認定を目指せるスクール・講座
医療事務管理士(R)技能認定試験に対応した医療事務スクール・講座は、次のページで詳しく紹介しています。
資格の特徴と試験内容
- 受験者数も多く人気の資格試験です。
- 医科と歯科の科目がありますが、試験内容は異なります。
- 合格者には「医療事務管理士(R)」の称号が与えられます。
- 在宅試験(自宅で受験可能)とインターネット試験(好きな場所で受験可能)を選択できます。
- 在宅試験は年12回(毎月)、インターネット試験は好きな日時で受験可能です。
資格・試験 | 医療事務管理士(R)技能認定試験 |
試験概要 | 医療事務の業務における医療保険制度、診療報酬の理解・算定・作成、カルテ管理などのスキルを要しているか試験により審査し、証明する資格試験です。 |
受験資格 | 不問 |
受験科目 | 医科又は歯科のどちらかを選択 |
出題範囲 |
学科試験: マークシート(択一式)⇒10問
実技試験: 診療報酬明細書の作成・点検⇒3問3問の内訳
備考:
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試験時間 |
学科試験:1時間
実技試験:3時間 |
試験日時 |
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試験場所 |
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受験費用 | 7,500円(税込) |
出願期間 と手続き |
受験の申し込みは、以下の3つの方法があります。
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合否 判定基準 |
学科試験: 実技試験: |
合否発表 通知 |
試験後1ヵ月以内に文書で通知される |
合格証明 | 「医療事務管理士」の称号が付与され、認定合格証が交付される |
合格率 | 2023年9月試験実績
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主催 | 株式会社技能認定振興協会 |
所在地 問合先 |
〒101-8638 |