病院の採用試験では一般教養が出題されることも多い
新聞に目を通すことを習慣付けることが基本
採用試験で、一般教養について出題しているのは、医療事務職の求人応募をしている病院だけでなく一般企業でも多くあります。
一般教養の問題や質問は、自分がこれから就職しようと考えている業界にどれだけ関心があるかを試したり、どのような考え方や姿勢を持っているかを知るために行われることが多いようです。
採用担当者が応募者の性格や考え方を知るためには、一番手っ取り早い方法かもしれません。
では、一般教養についてどうすればいいの?と思われる方もいますが、たしかに範囲が広く具体的な勉強方法のイメージが湧かない方が多いかもしれません。
ですが現実的に、医療機関の採用試験や面接で一般教養について出題されるケースは少なくありません。
また、最近はスマホが普及しているので、特に若い方は新聞を読むということを日課にしている人は少ないかもしれませんが、やはり一般教養の知識をつけるには、日々新聞に目を通す習慣を身に付けるということが一番効果的な方法です。
インターネットニュースなどの場合は、トランプ大統領が大好きなフェイクニュースが多いので、やはり正規の報道機関が発行している新聞が今のところは最も信用性の高いニュースと言えます。
かと言って、30ページ前後もある記事を隅から隅まで全て読む込む必要はなく、ポイントを絞って目を通すようにしたいものです。
では、次にどのような点に注意して読んでいけばいいのか紹介していきましょう。
医療・福祉に関連する記事は必読する
まずは、その日一番話題になっている記事が掲載されている「一面のニュース」を読んでいきます。
ここは絶対押さえておくべきです。
次に、「社説」を読んでいきます。
社説には、最近話題や問題になっているニュースに関して、新聞社としてどのように解釈し捉えているかなどの論評が書かれています。
なので、単にニュースを読んで出来事を知るというレベルから、さらに一歩深く踏み込んで内容を理解することができるようになります。
但し、注意しないといけないのは、読売新聞・産経新聞・NHKの安部政権に関するニュースは、政権と癒着し安部政権に有利な情報しか流さない広報メデイアのような状態になっているので、鵜呑みにしてはいけませんが、その他のニュースは概ね信用してもいいと思います。
他に目を通しておきたいのは、「医療・介護・福祉」関連のニュース記事で、これから働こうとしている医療業界に関連することなので、話題に挙がるケースが多いと思います。
特に診療報酬や介護報酬の定期改正や都度法改正が行われた時は要注意です。
社会環境は日々変化し動いているので、医療現場で活躍したいというのであれば、日頃から関心をもって情報収集に努めましょう。
医療業界がどういう方向へ動いているのか全体的な流れを知っておけば、面接で質問されても自分なりに考えて答えることもできるし、答え方も変わってくると思います。
私は、今でも「医療・介護・福祉」関連のニュースで気になる記事は切り抜いて、クリアファイルにファイリングしていますし、実際、必要に応じて記事に目を通して見直すこともよくあります。
新聞に目を通しても、最初は細かい内容まで覚えていますが、時間の経過と共に忘れてしまうことが多く、クリアファイルに閉じるなど、いつでも見れるように自分なりに工夫しておくのがいいと思います。
こんな小さな努力を毎日積み重ねるうちに、社会や医療業界に関する時代の流れや状況変化がよくわかるようになってきます。
また、記事の中で意味がわからない単語や言葉があれば、調べる習慣をつけることが大切で、繰り返して調べていくと、いろいろな言葉を覚えることができて語彙力が鍛えられていきます。
理数系の基本知識は理解しておく
医療事務の仕事では、レセプトコンピュータが導入され、手書きのレセプトはほぼありませんし、資料もパソコンを使用して作成されるので、パソコンの基本操作は必須技能です。
さらに業務では計算や数学を扱うことが多く、就職試験でも出題される場合がありますが、難しい問題はないので算数の基本知識は最低限理解しておきましょう。
また、ニュースだけに限らず知らないことやわらないことがあれば、放置せず意味がわかるまで調べる癖をつけるようにしておくことで、関連情報も知ることができて、知識や情報が豊富になります。