医療事務の現状と職業としてのニーズ

医療事務の現状

超高齢社会で、さらに求人数も増加!

 超高齢社会に突入した日本では、それに伴い医療・介護・調剤関連の施設や店舗数が増加傾向にあるのが現状です。

医療施設に関しても800件超が2009年度に新設されており、この時期から20年前と比較しても4万件ほど増加しているということが、当時医療施設に関する調査を行った厚生労働省から発表されていました。

ということは、医療事務も医療機関の増加数に伴い必要となってくるということになります。

医療事務が活躍できるところは、大きな病院だけでなく小さな診療所・クリニックや歯科医院などからもニーズがあり、職場も多岐に渡ります。

 この他にも、調剤事務として医療機関で発行された処方箋に基づき調剤を行う保険薬局やドラッグストア、病院からレセプトなど一部の業務を委託されて行う医療事務請負業、各企業内に設置されている医務室など、様々な職場で医療事務としての専門的スキルを活かすことができす。

医療事務のIT化の普及がさらに進展!

 医療保健分野のIT化を2001年より推進していくことを厚生労働省が宣言して以降、現在に至っては医療・介護分野でのIT化が急速に普及してきました。

特に「電子カルテ」と「電子レセプト」については、導入も進み普及率も大きく進展しています。

 レセプトに関しては、医事コンピュータを活用した作業が標準化していますが、以前カルテは医師の手で紙に直接記載されていました。

現在は端末を用いてデータ入力や検索をその場で行うことができる電子カルテが導入されています。

電子カルテのおかげで、紙の保管場所が不要になり、日々来院する大勢の患者のカルテを都度探す労力が大きく軽減されました。

 電子レセプトは、データの提出方法が、従来の紙媒体から電子媒体に変更されたシステムで、医療機関の規模の大小に関わらず多くの病院で導入されています。

なので、医療事務職員にとっては、電子カルテや電子レセプトを業務で扱うことは標準となっていくので、パソコン操作は業務上の必須技能になっています。

現在、パソコン操作が苦手でも医事コンピュータ技能を習得できる講座も多く開講されているので、通信講座や通学講座を受講しカリキュラムを修了することで技能を身に付けることができるので心配は要りません。

医療事務という職業のニーズ

一生涯役立ち、将来的にキャリアアップも狙える技能!

 将来性もあり安定している職種として、以前から医療事務の仕事は高い人気があります。

それは、いったん資格を取得し技能を身に付けれ、日本各地域にある病院などで働くことができ、年齢に関係なく一生に渡って活用できる資格であるということです。

診療報酬点数やレセプトの作成ルールは、法的に一元化されており、どこの病院でも同じ手順で業務を行うことが出来ます。

 特に女性の場合、結婚しても夫に転勤があれば住居が変わったり、出産すれば子育てを行ったりすることになり、このような場合は勤め先を一度辞めて長期に渡って仕事から離れることになります。

その点、医療事務は、生活環境の変化が多い女性にとって、大変都合のよい職種であると言えます。

長い間仕事をしていなくても別の職場で復帰すれば仕事内容は同じなので、今まで経験を積んで培ってきたスキルを無駄にすることなく活かすことが可能で採用の際にも評価してもらうこともできるからです。

 また、生活環境が変化しても求人の勤務形態が正社員からパートまで豊富にあり、自分の都合に合った働き方で仕事を続けれることも大きな利点です。

年齢を気にせず仕事を見つけれる安心感と、仕事をしつつ新たな資格にもチャレンジしスキルアップできるという将来的な安定感は他の事務職とは異なる優位点かもしれません。

医療事務の仕事は資格が無くても就くことは可能ですが、就転職、さらなるキャリアアップを目指す方は、医療事務資格を取得することで、待遇や収入面でも有利な条件を手に入れられます。

医療事務に最も大切なことは心構えや取り組み姿勢!

 現状では、年々IT化が進展し、高度な技能も必要になってきますが、医療事務として根本的に大切なことは、昔も今も変わることはありません。

日本商工会議所が調査した医療事務職員にとって必要となる技能やスキルの上位項目には、信頼関係を構築する、相手の立場を理解する、組織の方針について理解する、勉強し続ける姿勢、という内容がランクインしています。

結局の所、技能はもちろんですが、それ以上に職場での対人関係や、患者さんや他人の立場に立って理解を深め、年齢に関係なく生涯勉強し続ける姿勢が重要視されているという事です。

病に苦しむ患者さんや医療従事者など、いろいろな立場の人が医療現場には集っています。

 なので、患者さんに心地よく診察を受けれるように、また円滑に治療ができるように、きめ細かな配慮ができる気使いは医療事務にとって必要不可欠なスキルであり、やはり何事もハートを持って仕事に取り組むことが重要です。

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