1.医科 医療事務資格の合格基準と合格率
医療事務(医科)資格試験の合否判定基準と合格率は以下のようになっており、各資格試験に対応した講座を開講しているスクール一覧を次に示します。
資格試験名
対応講座スクール |
合格基準 | 合格率(%) | |
1 |
医療事務(医科)能力検定試験3級
大原 |
総得点70%程度を基準とし問題の難易度で補正した点数以上を得点 |
97.2 |
2 | ホスピタルコンシェルジュ(R)検定試験3級 | 学科試験: 2つの分野で約60%以上得点し、且つ合計で約80%以上の得点 実技試験: |
96.8 |
4 | 医事管理士 | ― | 95.0 |
3 | 医療情報事務士 | ― | 95.0 |
5 |
医療事務検定試験
日本医療事務協会 |
総得点70%程度を基準とし問題の難易度で補正した点数以上を得点 |
90.5 |
6 |
医療事務資格
キャリアカレッジジャパン |
得点率70%以上 | 90.0 |
7 | 医療事務技能認定試験 | 学科試験および実技試験の総合計が80%以上の得点 |
88.6 |
8 |
医療事務(医科)能力検定試験2級
大原 |
総得点70%程度を基準とし問題の難易度で補正した点数以上を得点 |
85.1 |
9 |
医科医療事務管理士(R)技能認定試験
大栄 |
学科試験: 約80%以上
実技試験: |
84.6 |
10 |
医療事務認定実務者(R)試験
ユーキャン |
正答率60%以上 |
82.3 |
11 |
医療事務(医科)能力検定試験1級
大原 |
総得点70%程度を基準とし問題の難易度で補正した点数以上を得点 |
80.0 |
12 | ホスピタルコンシェルジュ(R)検定試験1級 | 学科試験: 2つの分野で約60%以上得点し、且つ合計で約80%以上の得点 実技試験: |
76.9 |
13 |
医療事務技能審査試験メディカル クラーク(R)
ニチイ |
得点率70%以上 |
76.7 |
14 | 医科2級医療事務実務能力認定試験 | 正解率60%以上、出題問題の難易度により変動する |
68.7 |
15 | 医療情報実務能力検定試験(医療事務実務士(R))(2級) | 学科・実技ともに、正答率80%以上又は試験ごとの偏差値55以上。 |
67.4 |
16 | ホスピタルコンシェルジュ(R)検定試験2級 | 学科試験: 2つの分野で約60%以上得点し、且つ合計で約80%以上の得点 実技試験: |
65.6 |
17 | 医療情報実務能力検定試験(医療事務実務士(R))(1級) | 学科・実技ともに、正答率80%以上又は試験ごとの偏差値55以上 |
50.7 |
18 |
診療報酬請求事務能力認定試験
ヒューマンアカデミー(通信) |
第57回 学科試験: 75点以上/100点 実技試験: |
30.6 |
※上記一覧表の合格率は、2024年6月現在で資格試験の実施団体または指定教育機関から発表・公開されている直近の試験合格率を記載しています。
2.歯科 医療事務資格の合格基準と合格率
医療事務(歯科)資格試験の合否判定基準と合格率は以下のようになっており、各資格試験に対応した講座を開講しているスクール一覧を次に示します。
資格試験名
対応講座スクール |
合格基準 | 合格率(%) | |
1 |
歯科助手実務者
ユーキャン |
得点率70%以上 | ほぼ 100 |
2 |
歯科助手
キャリアカレッジジャパン |
得点率70%以上 | ほぼ 100 |
3 |
歯科助手専門員
ヒューマンアカデミー通信 |
講座修了 | ほぼ 100 |
4 | 保険請求事務技能検定試験(歯科)
日本医療事務協会 |
総得点の70%程度を基準とし問題の難易度で補正した点数以上を得点 |
95.5 |
5 | 歯科 医療事務管理士(R)技能認定試験 |
学科試験: 約80%以上 実技試験: |
84.6 |
6 | 医療事務技能審査試験(メディカル クラークR)歯科
ニチイ |
得点率70%以上 | 70.2 |
7 | 診療報酬請求事務能力認定試験 歯科 |
第57回 学科試験: 80点以上/100点 実技試験: |
30.6 |
8 | 歯科 医療事務検定(1,2,3級) |
3級: カルテ2枚80%以上の正答率 2級: レセプト2枚と学科試験は各80%以上の正答率 |
― |
※上記一覧表の合格率は、2024年6月現在で資格試験の実施団体または指定教育機関から発表・公開されている直近の試験合格率を記載しています。
3.管理人まとめ
上記一覧表からもわかる通り合格率が低い医療事務の最難関資格は、医科・歯科とも診療報酬請求事務能力認定試験です。
医科の診療報酬請求事務能力認定試験を目指せるスクール講座は、ヒューマンアカデミーの医療事務+診療報酬請求事務能力認定試験対策講座(通信)になります。
この講座は、診療報酬請求事務能力認定試験に落ちた場合のすべり止めとして在宅受験が可能な医療事務認定実務者(R)試験が受験できます。
医療事務認定実務者(R)試験は、合否基準は正答率60%以上が合格で、合格率も80%以上の難易度が低い試験です。
難易度が低いからと言ってネームバリューが低いわけでは全くありません。
医療事務資格に初めてチャレンジする方は、一発勝負で診療報酬請求事務能力認定試験を受験するのは避けたほうが賢明です。
上記一覧で各資格を目指せるスクールを記載していますが、これらのスクール講座を受講すれば在宅受験が可能です。
在宅受験はテキストや資料を見ながら問題を解けるので、合否基準や合格率が気になる方もいると思いますが、日々の学習で真面目に勉強していればほとんどの方が合格できるはずです。
また医療事務の資格試験の特徴は、大きく以下の2つに区分されます。
- 医療事務に関する幅広い業務対応が可能な総合的技能習得を目指すもの
- レセプト業務の専門技能習得を目指すもの
レセプト業務に重点を置いた医療事務の資格試験は次のページで詳しく解説しています。
なので、自分はどの方向を目指すのかを決定し、その目的を達成できる資格を目指せる医療事務講座を受講するようにしましょう。
最後に医科と歯科の医療事務は大きく業務内容が異なるので、講座を選ぶ前にどの仕事に就きたいのかを考えてから決定するようにしましょう。